THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田に泊まった

3月16日にオープンしたばかりの最新のオーベルジュ

先日、3月16日に御代田町で新しく営業を始めた、ひらまつのオーベルジュに宿泊した。https://www.hiramatsuhotels.com/miyota/
1月にひらまつから届いたメールマガジンで予約受付開始を知り、思い切って泊まることにしたのである。

1泊目はハーヴェストクラブ軽井沢に宿泊

今回は2泊3日での軽井沢、御代田町旅行だった。初日は軽井沢に1泊し、2泊目にひらまつに泊まることにした。
軽井沢ではハーヴェストクラブ軽井沢に宿をとった。ひらまつで美味しいものを食べる予定だったので、軽井沢は素泊まりで予約し、ツルヤで買い込んだお惣菜や飲み物を部屋でいただいてゆったりと過ごした。
塩沢に立地するハーヴェストクラブは新しく快適で、浅間山が綺麗にみえる素晴らしいホテルだった。従業員の対応も素晴らしかった。

ハーヴェストクラブ軽井沢から眺める浅間山

いよいよ御代田のひらまつへ!

2日目は午前中に御代田町での予定をこなし、御代田在住の友人と待ち合わせをしてお昼にお蕎麦をいただき、少し物件巡りをしたらチェックインの時間となったので、友人と共に浅間サンライン沿いのひらまつに向かった。

浅間サンラインから続くアプローチを車でクネクネと少し上がり、コテージ、薪を積んだ広場、テント、白い建物を通り過ぎると本館の建物が目に入り、スタッフが出迎えてくれた。車の鍵を預けて建物に入る。

アプローチを通ると本館が見えてくる


玄関には敷地内で発掘されたという縄文式土器が飾られていた。
ロビーラウンジのソファでウェルカムドリンク(ハーブティー)をいただきながらチェックインの手続きを行い、部屋へ向かうことになった。
友人にも部屋を見てもらいたかったが、宿泊客以外は入室できないということなので、ここで友人と別れて部屋に案内してもらった。

ロビーラウンジから部屋があるエリアに入るには、カードキーでゲートを開ける必要がある。
セキュリティに配慮されており、プライベートな感じが高まる。

客室エリアとロビーラウンジを区切るゲート。カードキーが必要
部屋に入ったところの廊下の壁に、敷地から出土した縄文式土器が飾られている
部屋に入ったところ。廊下があり、突き当たりにはクローゼット。これだけでも十分に広い!ヨガマットが置いてあった

部屋から佐久市が一望できる

通された部屋は、御代田町から佐久市街が見渡せる、広い角部屋だった。
広大なテラスに出ると早春の風が爽やかだった。テラスではヨガのレッスンを受けることも可能だという。
調度品は広い部屋に合わせて余裕を持って配置されており、シンプルでありながら充実した上質な空間でゆったりと寛ぐことができるように配慮されていた。

ゆったりとした客室。広いテラスでもくつろげる
これは5階のレストランからの眺め。朝食はここでいただく

部屋には半露天の温泉が

同ホテルには大浴場がない。その代わり、部屋には窓を開けると半露天となる温泉が用意されている。
温泉は上田からの運び湯であるが、いつでも入れるのはやはり良い。
午前に運動したので、早速温泉に入って汗を流し、部屋着に着替えて少し休憩した。
なお、風呂上がりにはバスローブを羽織るが、そのほかに部屋着、パジャマも用意されており、至れり尽くせりだ。

窓を開けると半露天になる温泉。脱衣所と温泉周りは床暖房になっているので、快適
シャワーブース。レインシャワーもある。シャンプーなどはローズマリーの香り

豆玄のコーヒー豆が用意されている

部屋には紅茶、緑茶、ハーブティーのティーバッグ、ネスプレッソのほか、同ホテルオリジナルのハーブ紅茶のティーバッグと、御代田町で営業しているコーヒー豆を自家焙煎している豆玄のスペシャルブレンド豆が用意されている。
コーヒー豆は備え付けの手回しミルで挽いてハンドドリップで淹れられるようになっていた。コーヒー好きには嬉しいこのようなスタイルはありがたい。

豆玄のオリジナルブレンド。自分でミルを回して豆を挽き、ハンドドリップする

夕食前に施設を見て回る

夕食前に庭を散歩した際には、焚き火にあたりながらホットワインを振る舞われた。夕暮れ時のひと時がとても豊かな時間に感じられる。アネックスのライブラリーは贅沢な空間で写真集や音楽(LPレコード)を楽しめるようになっていた。ライブラリー入り口には大きな写真集が置かれていたほか、御代田町や軽井沢にちなんだ本が書棚に収まっていた。

右手はライブラリがあるアネックス。白いテントのところは焚き火ラウンジ。火に当たりながら暖かい飲み物が振る舞われる
焚き火ラウンジ
焚き火にあたってホットワインをいただいた。ハーヴェストクラブ軽井沢の焚き火台を縮小した感じ
ライブラリ。デビッド・ベイリーの写真集が置かれている。以前、38万円くらいで販売されていた(下世話で失礼)
アナログレコードプレーヤーでLPレコードを聴くことができる

やがて夕食の時間となり、1階のダイニングに向かった。事前に確認したドレスコードではカジュアルで良いとのことだったのだが、一応ジャケットを着用した。

料理にはいうことなし!感動づくしのディナー

料理はさすがの美味しさで言うことはなかった。
夕食では前菜、スープ、佐久市産の鯉のあらい、肉厚のヒラメ、ロブスター、骨つきの羊肉、などをそれぞれ手の込んだ調理でサーブされ、食後の繊細なデザートとスイーツをを含めて、フルコースでたっぷり3時間以上かけていただいた。
特に、それぞれの料理の素材に合わせたソースの味は深みがあり、勿体無いのでパンを使って残らず味わったほどだ。
羊肉を食べるときに用意されたナイフは黒崎優のもので、素晴らしい切れ味だった。食事を楽しむために最善を尽くす姿勢があらゆるところにみられ、感動し通しのディナーだった。

メニュー表紙
ディナーのメニュー。3時間かけていただく
前菜。チーズのムースとシューに乗せたイワナのスモーク
泡立てたグリーンピースのスープ、黒トリュフ入り
鯉のあらい。桜模様の塩
とても肉厚なヒラメ。島根県産
フランス産オマール海老。調理前は青かったそう
フランス産子羊。クセがなく柔らかい。黒崎優のナイフでストレスなく切れる
料理が終われば口直しのチーズ
デザートのいちご。白いのは乳清をシャーベットのようにしたもの
デザート。りんごのムース、りんご味のアイスの実(のようなもの)など
小菓子。甘いものは別腹


食後は部屋に戻って夜景を眺めながら温泉に浸かり、就寝。

寝る前にもうひと風呂

充実した朝食で良い一日のスタートを切る

朝食も新鮮な野菜がふんだんに盛り込まれた充実の内容。朝からこんなに贅沢して良いのかという気もするが、1日のスタートを最高の形で切ることができた。チェックアウトは11時と遅めなので、朝食後は部屋ですこしくつろぎ、後ろ髪を引かれる思いでチェックアウトした。

朝食メニュー
美味しい野菜スープ
パン
フランス産ホワイトアスパラ。食べ応えあり
サラダ
ヨーグルトとフルーツ

満足度が高い体験。次は連泊したい

総じていうと、料金に見合う内容で満足度は高かった。
1日目のハーヴェストクラブも悪くはなかったが、比較してしまうと印象がどうしても霞んでしまう。
それだけひらまつでの体験は素晴らしかったということである。
スタッフの対応についても申し分なかった。
次回また泊まることができるならば、是非連泊したい。
ただ、オーベルジュという性格上、宿泊客以外の利用ができないようなので、ここに宿泊しない友人知人とひらまつのフレンチを楽しむという使い方はできない。その際は素泊まりして軽井沢に足を伸ばして食事を楽しむことになりそうだ。

最後にテラスでコーヒーを楽しむ

ひらまつの株を買い、優待を活用するのが楽しみ

実は、ひらまつが新型コロナで業績に打撃を受けたうえに、創業者との裁判をめぐる不透明感から株価が下落したときに、株主優待目的に株を購入した。
利用料金2割引きの優待を受けられる株数を買っても10万円もしないので、数回優待を使えば元が取れる計算だ。
その後、裁判は現経営陣に有利な形で終了し、悪材料が一つ解消した。株価は最悪期を脱しつつある。
自分としてはひらまつという会社を応援したいので、当分売るつもりはないが、株価が上がればなお気分が良い。

2022年2月に箱根仙石原のひらまつに泊まった感想を追加。
2023年7月に2年ぶりにTHE HIRAMATSU 軽井沢 御代田に泊まったを追加。

50代男性。 一度はアーリーリタイアメントしながら、何かの巡り合わせで心ならずも再就職し、 この度再度引退しました。 今回はしっかりと引退生活に順応すべくゆったりと日々の生活を楽しんでいます。 2拠点生活への準備も着々と進み、いよいよ実現します。 奇しくも2度目のリタイアのタイミングに合わせてのことなので、楽しみいっぱいです。

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